JR北海道は、年末年始期間に青函トンネル内の走行速度引き上げを実施することに伴い、北海道新幹線の一部の列車時刻を変更することを発表しました。
2020年12月31日(木)〜2021年1月4日(月)までの期間、始発から15時30分頃まで北海道新幹線の青函トンネル区間における最高速度が210km/hに引き上げられます。これにより、上下各7本の列車の所要時間が3分程度短縮します(別表を参照)。また、北海道新幹線と接続する在来線「はこだてライナー」の一部列車についても、時刻の繰り上げまたは繰り下げが行われます。
2016年3月に北海道新幹線が開通した当時、青函トンネル内の最高速度は140km/hに抑えられていました。その後、鉄道・運輸機構による走行試験により、線路を共用する貨物列車とのすれ違いによる影響などを調べた結果を踏まえ、2019年3月から最高速度が160km/hに引き上げられました。
今回の210km/hへの速度向上は、時間帯を区分することにより、新幹線と貨物列車とのトンネル内でのすれ違いが発生しない状態で行われます。そのため、貨物列車の需要が少ない年末年始に実施されることになりました。